℃-ute岡井千聖の「踊ってみた」で何が起きたか②-1 | 外資系戦略コンサルタントの視点から見たアイドル・ビジネス

2011/08/16

℃-ute岡井千聖の「踊ってみた」で何が起きたか②-1



今日もホテルに遅くに帰ったので、適当に記事を書こうと思ったのですが、

℃-uteの新曲「世界一Happyな女の子」のMVが可愛くて、
エネルギーを貰ったので、早めに書かなきゃいけないシリーズ物の②を書こうと思います。

その前に動画へのリンク



かわいい!
聞きながらノリノリで分析を読んでみてください(笑)




さて、本題に移りましょう。
今回のテーマは岡井千聖の踊ってみたを
Youtubeの統計データから紐解いて行きましょう。

前回は文字ばっかりだったので今回はグラフ中心にしてみます。

まずは分析に用いた数値は以下。
こちらは8/5に調査した結果です。



さて、こちらをまずは時系列のグラフ化してみましょう。
本来なら、調査日までの期間で再生回数を割り戻す必要があると思いますが、
十分な期間(踊ってみたの公開日から)が経過しているので、このままの数値を用います。


さて、みなさんはこの結果をみて何を思うでしょうか。

僕はこんな仮説、推定を作ってみました。

①全体の視聴者数及び二本目の視聴者数を推定
一本目⇛二本目で160万⇛60万の再生回数になったことから、
一見さん(一本目だけを閲覧し、興味を持たなかった人)の数を算出

二本目を一人平均一回づつ見たとして、1本目で160万人が視聴し、100万人が一見さん
二本目を一人平均二回づつ見たとして、2本目で130万人が視聴し、100万人が一見さん

・・・・・と計算すると結局一見さんの数は約100万人と固定されます。

全体の数は二本目を一人平均三回見たとして、120万人程度ですかね。
そして二本目を見た視聴数は20万人となります。

AIDMAで言うと
一本目のみで興味を失った人はA(Attention)の段階
二本目までを見た人はI(Interest)の段階で、浮遊ファン層以上
(固定ファン等も含む)と考えてよいでしょう。

②本数を経ての「踊ってみたの」興味継続度
二本目以降では、単調減少しています
(3本目はForever Loveという楽曲の特徴から若干伸びていますが無視します。)
こうした時、5本目で40万再生であることから、
2本目の平均三回より固定ファン層が多いと考えられることから、
平均四回視聴したとして、10万人が視聴したと考えられます。

そうすると
二本目(約20万人)⇛五本目(約10万人)となると、
一本ごとに20%の視聴者が興味を失ったことになります。
つまり、次の動画に対して興味が継続した人間は80%とかなり高い確率になります。
(比較対象としてはあまり参考になりませんが
CMでも数%~十数%レベルですから、なかなかです。)

③1月の「夢見る15歳を踊ってみた」の増加現象
さて、1月のこの動画がなぜ一本目の半分、五本目の三倍もの視聴回数を稼げたのが、
不思議です。仮説としては

1.スマイレージの初の楽曲を扱ったことによりスマイレージファンが流入した
2.一本目で視聴し興味を持たなかった浮遊層が再度流入した
3.最後の5本目から3ヶ月経過したため、目新しさが戻ったため再度話題となった

この3つのうちのどれかだと思いますが、
残念ながら定性情報からも確かな確証が得られませんでした。

再生回数からの分析は以上にして、次に評価をグラフ化してみましょう。
とここで文章が長くなったので②-2として書きます。

ではでは

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